料金と請求の仕組み

AWS の料金は「使った分だけ支払う」従量課金が基本です。料金の3要素・無料利用枠・見積りツール・コスト管理ツールを理解することで、予算内での効率的なクラウド活用が可能になります。

概要

AWS の料金体系の最大の特徴は従量課金(Pay-as-you-go)です。利用した分だけ支払い、初期費用や最低利用料金は原則ありません。サーバーを停止すれば課金も止まるため、無駄なコストを発生させずに済みます。また、長期利用の予約(リザーブドインスタンス)やスポットインスタンスを活用すると、さらにコストを削減できます。

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料金の3要素

AWS の料金は主に以下の3つの要素によって決まります。

要素内容例
コンピューティングサーバー(EC2など)の稼働時間や処理量に基づく料金EC2 インスタンスの時間単位の課金
ストレージデータを保存する容量に基づく料金S3 の GB 単位の保存料金
データ転送(送信)AWSからインターネットへのデータ転送量に基づく料金S3 からのダウンロードトラフィック

なお、インターネットからAWSへのデータ受信(インバウンド)や、同一リージョン内のAWSサービス間のデータ転送は、原則として無料です。

無料利用枠の3種類

種類内容代表例
12か月無料AWS アカウント作成日から12か月間、特定サービスを一定量まで無料で利用できます。EC2(t2.micro・月750時間)、S3(5GB)
常時無料期間制限なく、一定量まで無料で利用できます。Lambda(月100万リクエスト)、DynamoDB(25GB)
トライアル特定サービスの短期間(30〜60日程度)の無料体験期間です。Amazon Inspector、Amazon Lightsail

コスト管理・見積りツール

ツール名主な用途
AWS Pricing Calculatorサービス構成を入力してコストを事前に見積もるツールです。プロジェクト開始前の予算策定に活用します。
AWS Cost Explorer過去・現在のコストをグラフで可視化・分析するツールです。サービス別・リージョン別・タグ別にフィルタリングできます。
AWS Budgetsコストや使用量に対して予算を設定し、超過時にアラートを通知するツールです。Eメールや SNS で通知できます。
Cost and Usage Report (CUR)AWSが提供する最も詳細なコストデータをCSV形式でS3に出力します。時間・日・月単位でのきめ細かい分析に利用します。

コスト配分タグと一括請求

コスト配分タグ

AWSリソースにタグ(キーと値のペア)を付与することで、プロジェクト・部門・環境(本番/開発)ごとにコストを分類・集計できます。例えば Project: ProjectA というタグを付けたリソースのコストのみを抽出する、といった使い方ができます。Cost Explorer や CUR と組み合わせて活用します。

一括請求(Consolidated Billing)

AWS Organizations を使うと、複数の AWS アカウントの請求を1つのマスターアカウントにまとめる一括請求が利用できます。主なメリットは以下の通りです。

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