AWSグローバルインフラストラクチャ

AWS は世界中に分散したインフラを持ちます。リージョン・アベイラビリティーゾーン・エッジロケーションの3層構造を理解することが、高可用性・低レイテンシーの設計の基礎となります。

概要

AWS のグローバルインフラストラクチャは主に3つの構成要素で成り立っています。リージョン(地理的な拠点)、アベイラビリティーゾーン(AZ)(リージョン内の独立した物理データセンター群)、そしてエッジロケーション(コンテンツ配信のための配信拠点)です。これらを正しく理解することで、コスト・可用性・法規制への対応を適切に設計できます。

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リージョン

リージョンとは、世界各地に設けられた AWS の地理的な拠点です。各リージョンは独立しており、複数のアベイラビリティーゾーンから構成されています。リージョンを選ぶ際には以下の4つの基準を考慮します。

選定基準説明
データ主権・コンプライアンス法律や規制により、データの保管場所が制限される場合があります。例として、EU の GDPR では EU 域内でのデータ保管が求められることがあります。
エンドユーザーへのレイテンシーユーザーに物理的に近いリージョンを選ぶことで、通信遅延を最小化できます。
利用可能なサービスAWS の全サービスがすべてのリージョンで提供されているわけではありません。必要なサービスが使えるリージョンを選ぶ必要があります。
料金リージョンによって料金が異なります。同一サービスでも地域差があります。

アベイラビリティーゾーン(AZ)

アベイラビリティーゾーン(AZ)は、1つのリージョン内にある物理的に独立したデータセンター群です。各 AZ は独立した電源・冷却設備・ネットワークを持ち、低レイテンシーの専用回線で相互接続されています。

構成特徴
シングルAZコストが低いが、AZ 障害時にサービス停止のリスクがある
マルチAZ高可用性・耐障害性を実現。本番環境では推奨される構成

エッジロケーション

エッジロケーションは、エンドユーザーに近い場所に設置されたコンテンツ配信用の拠点です。リージョン数よりもはるかに多く、世界各地に数百か所以上あります。

その他のインフラサービス(名前と概要)

サービス名概要
Local Zones特定の都市圏にリージョンの一部機能を拡張配置し、より低レイテンシーなサービスを提供します。
AWS Wavelength5Gネットワークの端末付近にAWSコンピューティングを配置し、モバイルアプリケーションの超低レイテンシーを実現します。
AWS OutpostsAWSのインフラを顧客のオンプレミス施設に物理的に設置し、一貫したハイブリッドクラウド環境を実現します。

確認問題